手軽にパシャリ!お菓子の空き箱と芯で親子で作るミニカメラ
この「パケ活アイデア帖」では、ご家庭で不要になった食品パッケージを、新しい価値を持つアイテムへと生まれ変わらせるアップサイクルのアイデアをご紹介しています。今回は、お菓子の空き箱とトイレットペーパーの芯を使った「ミニカメラ」の作り方を解説いたします。
おうちで過ごす時間、お子様とのアクティビティに頭を悩ませることはありませんか。身近な材料で簡単に作れるこのミニカメラは、お子様の好奇心を刺激し、ごっこ遊びをさらに豊かなものにしてくれるでしょう。特別な道具はほとんど不要で、安全に、そして楽しく取り組める工夫を凝らしています。ぜひ、お子様と一緒に「世界で一つだけのカメラ」作りに挑戦してみてください。
準備するもの
ご家庭にあるもので手軽に始められるよう、一般的な材料を選定しました。
- お菓子の空き箱: 1個(ティッシュ箱や小さめの菓子箱など、程よい厚みと硬さがあるものが適しています。側面がしっかりしているものを選ぶと、丈夫なカメラが作れます。)
- トイレットペーパーの芯: 1本(カメラのレンズ部分になります)
- 画用紙、折り紙、マスキングテープなど: 適量(カメラ本体や装飾に使います。色や柄はお好みでご用意ください。)
- ハサミ: 1本(紙を切る際に使用します。お子様用と大人用があると便利です。)
- カッターナイフ: 1本(空き箱に穴を開ける際に使用します。必ず大人がご使用ください。)
- 定規、鉛筆: 各1本(下書きや採寸に使用します。)
- 木工用ボンドまたは両面テープ: 適量(材料の接着に使用します。)
- 紐やリボン: 1本(カメラのストラップにする場合、お好みのものを準備してください。なくても構いません。)
作り方
制作時間目安:約30分~1時間(接着剤の乾燥時間を除く)
ステップ1:カメラ本体の形を整える
お菓子の空き箱をカメラ本体に見立てて、形を整えます。箱が開いている場合は、木工用ボンドや両面テープでしっかりと閉じ、安定させます。側面を折りたたんで、よりコンパクトな形にしても構いません。
ステップ2:レンズ用の穴を開ける
- 空き箱の前面中央に、トイレットペーパーの芯の直径に合わせて鉛筆で円を描きます。
- 描いた円の内側に沿って、大人がカッターナイフで慎重に穴を開けてください。怪我のないよう、作業台の上で、下に不要な厚紙などを敷いて行うと安全です。お子様には触らせないようにしてください。
- 穴が開いたら、トイレットペーパーの芯がスムーズに入るか確認します。きつい場合は微調整してください。
ステップ3:シャッターボタンを作る
- 画用紙などを使って、直径2〜3cm程度の円をハサミで切り取ります。色はお好みに合わせて選んでください。
- この円を、カメラ本体の上部(シャッターボタンを置きたい位置)に木工用ボンドまたは両面テープで貼り付けます。
ステップ4:レンズ部分を取り付ける
- トイレットペーパーの芯を、ステップ2で開けた穴に差し込みます。
- 芯がぐらつく場合は、穴の縁と芯の間に木工用ボンドを少量塗布し、しっかりと固定します。接着剤が乾燥するまでしばらく動かさないようにしてください。
ステップ5:ストラップ用の穴を開ける(任意)
カメラにストラップを取り付けたい場合は、本体の両側上部にキリや鉛筆の先などで小さな穴を2箇所開けます。キリを使用する際は、大人が安全に配慮し、怪我のないよう十分注意してください。
ステップ6:デコレーションする
- カメラ本体全体を画用紙で覆ったり、折り紙やマスキングテープを使って自由に飾り付けを行います。
- お子様の好きな絵を描いたり、シールを貼ったり、小さなボタンやダイヤルに見立てた装飾を加えたりして、オリジナル感を出すことができます。
ステップ7:ストラップを取り付ける(任意)
ステップ5で開けた穴に、用意した紐やリボンを通して結び、ストラップを取り付けます。これで首から下げて持ち歩くことができるようになります。
アレンジ/ポイント
- リアル感をアップ: レンズ部分のトイレットペーパーの芯の先端に、透明なセロハンや、お菓子のパッケージについていた透明なフィルムを貼り付けると、より本物のレンズらしく見えます。
- 多彩なカメラに: 小さな空き箱を複数組み合わせて、一眼レフカメラのような複雑な形状に挑戦することも可能です。様々なサイズの箱や芯を組み合わせることで、望遠レンズ付きのカメラなど、バリエーション豊かなカメラが作れます。
- 「撮った写真」を収納: カメラの背面に小さなポケットを貼り付け、そこに画用紙に描いた「撮った写真」の絵や、小さなカードを入れておけるようにすると、遊びの幅が広がります。
- 兄弟姉妹で楽しむ: 複数台のカメラを異なるデザインで作って、それぞれオリジナルのカメラを持つことができます。
完成品の活用法
完成したミニカメラは、お子様のごっこ遊びの強力なアイテムになります。
- 写真家さんごっこ: お子様が写真家になりきって、お部屋の中や庭で家族やペット、「作品」を撮影するごっこ遊びを楽しめます。
- 探検家ごっこ: 冒険に出かける探検家として、周りの景色を「記録」する遊びにも使えます。お散歩に持っていけば、日常の風景が特別なものに感じられるかもしれません。
- お気に入りのディスプレイ: お子様の描いた絵や、思い出の写真と一緒に、お部屋の棚に飾ってインテリアの一部として楽しむこともできます。
- プレゼントとして: お子様が作ったカメラを、おじいさまやおばあさまなど、大切な方への手作りプレゼントとして贈るのも喜ばれるでしょう。
まとめ
お菓子の空き箱とトイレットペーパーの芯という身近な材料から、お子様が夢中になる「ミニカメラ」を作り出すことができます。このアップサイクル工作は、単にものを作る楽しさだけでなく、創造力を育み、身の回りのものを大切にする心を養う良い機会となります。
親子で一緒に手を動かす時間は、かけがえのない思い出となるでしょう。ぜひ、ご家庭にあるパッケージを活用し、新しい価値を生み出すアップサイクルを通じて、お子様との楽しいひとときをお過ごしください。